2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧
市場関係者と話していると白川方明・日銀総裁のKY(空気が読めない)発言に怒っている人が少なくありません。どうみても市場に出回るマネーの総量が足りないという声が多いのに、紙幣を増発し、国債を直接引き受けを際限なくやれば、手の付けられないインフ…
スイス出張の主目的はWDAフォーラムというシンポジウムを取材するためでした。日本とスイスで人口問題と高齢化問題の解決策を探っていこうという民間の会議です。さっそく現代ビジネスに原稿を書きましたので、ご一読いただければ幸いです。しかし、取材して…
1週間ほどスイスに出張してきました。2002年から2年余り日経新聞のチューリヒ支局長として駐在した第二の故郷です。日本の新聞を見ているとユーロ危機で欧州の国民経済が破綻に瀕しているのではないか、と思いがちですが、やはりスイスも違っていました。不…
Facta5月号に掲載した記事を編集部のご厚意で再掲します。 オリジナルページ → http://facta.co.jp/article/201205049.html 駆け出しの記者だった時代、財界人取材で東京電力の会長室に何度か行ったことがある。ドアを開けると、部屋の半分の電気が消…
日本で行政改革は永遠のテーマです。財政赤字がこれだけ膨らんでいるのですから当然です。東日本大震災もあって、公務員給与を7・8%も削減することになり、実施に移されしました。公務員にとってはこれだけの削減は初めてのことです。それだけに、霞が関…
ギリシャではEUと合意した緊縮財政に反対する急進左派連合が第二党に躍進、フランスでも仏独協調を否定するオランド氏が大統領となりました。危機を克服に向けた取り組みの「最後の壁」が民主主義であったというのは何とも皮肉なことです。「国の将来はとも…
WEDGEの5月に掲載した記事を編集部のご厚意で再掲させていただきます。オリジナルページは → http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1864?page=1 急速に進んできた円高は目先一服の気配である。政府は、円高が進めば国内産業が空洞化しかねないとして、…
民主党が政権を奪取して最も実現したかった事は何だったのだろうか。「脱官僚依存」「コンクリートから人へ」といった政権交代の原動力になったキャッチフレーズは早々に姿を消した。「高速道路無料化」「子ども手当」といったマニフェスト(政権公約)の柱…
出口治明さんは日本生命で社長候補と言われていた人です。社内で少子高齢化と保険市場の自由化を見据えたグローバル化戦略を主張しますが、当時のトップに疎まれて閑職に追いやられます。そんな出口さんがアントレプレナーと巡り会い、定年前に会社を辞め、…
4月18日にアップした現代ビジネスの記事が読まれているようです。このコラムでも繰り返し民主党政権の情報開示姿勢について批判してきました。しかし、同じ事が何度も繰り返されています。政府最大の役割である危機管理のあり方をもう一度再検証しておく必要…
現代ビジネスにアップされた原稿を編集部の御厚意で再掲します。オリジナルページ→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32501 政府が設置した「行政改革に関する懇談会」の初会合が5月7日、首相官邸で開かれた。出席した野田佳彦首相は、行政改革を社会保障…
5月1日、2日の連休の谷間はサラリーマンや公務員は出勤日。この2日間さえ休めれば9連休だが、それを実現するには、相当前から仕事を片付け、有給休暇の取得願いなどを出すのが世の常識だ。ところが民主党政権はそんな常識には囚われない、という事なの…
月刊誌エルネオス5月号に掲載した連載≪生きてる経済解読≫の記事を編集部のご厚意で再掲致します。雑誌HPは→http://www.elneos.co.jp/ 天下りOB中心の素人基金 一千億円を超える巨額の年金資金を消失させたAIJ投資顧問。国会に証人として呼ばれた浅川和…