2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Xデーは2017年、世界のカネを呼び込まないと日本は沈む 近藤洋介・経済産業副大臣に聞く

民主党政権は金融オンチというか、金融産業を嫌う風潮があったように思います。今後、日本の金融・資本市場をどうしていくのか。安倍内閣でも議論が始まる見込みですが、民主党政権時代にも前に進めようとしていた議員はいました。少し古くなりましたが、昨…

アベノミクス成長戦略を脅かす「規制改革会議」の無力

アベノミクスの成否は3本目の矢にかかっている、と多くの人が指摘します。大胆な金融緩和や機動的な財政出動はこれまでのところ、予想以上の期待感をもたらし、円安株高になっていますが、この流れが続くかどうかは、成長戦略次第でしょう。今、成長戦略策…

伊丹・宝塚市長選連敗で「維新人気」は終わったのか!?  安倍自民党に歩み寄る橋下代表の本音とは

民主党が国民の信頼を失い、参議院選挙はこのままでは自民党が大勝することは間違いないでしょう。ひところ人気が盛り上がった日本維新の会も迷走しているようにみえます。維新はどこへ行こうとしているのでしょうか。分析してみました。講談社「現代ビジネ…

女性政策にいよいよ「本気」になった日本政府? もはや不可欠、やり方次第ではEUにも勝てる

日経新聞に勤務した24年のうち6年を日経ビジネスで過ごしました。入社8年目に記者として、退社前の3年間は副編集長や編集委員として働きました。会社に行くのが好きでない性質なのですが、日経ビジネスは大好きな職場でした。その古巣の日経ビジネスが…

強い企業をより強くすれば 雇用もまた増える

ウエッジの4月号に掲載された拙稿を編集部のご厚意で以下に再掲します。JR東海道新幹線のグリーン車におそらく本日まで搭載されていたのではないかと思います。5月号も乞うご期待。 オリジナルページ→http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2667 安倍晋三…

教育委員会制度の抜本改革で教育は本当に再生できるのか!? 東京都初の民間人校長を務めた藤原和博氏に聞いた

昨日アップされた現代ビジネスの原稿を編集部のご厚意で以下に再掲します。オリジナルページ→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35531 政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は4月15日、教育委員会制度の抜本改革を求める第2次提言を安倍晋…

円安のメリット、国内観光にも 外国人旅行ブーム到来か

3月末に桜を観にふらっと京都に行ってきました。仕事の合間の休養のつもりでしたが、結局、記事に使ってしまいました。貧乏性はダメですね。産経新聞が発行するフジサンケイビジネスアイの1面コラムに掲載された拙稿を以下に再掲します。ご一読お願いしま…

『対談 わが国会計・監査制度を牽引する 会計人魂!』(川北博/八田進二 著:同文舘出版)

会計士業界の取材を始めて20年以上になりますが、業界の知識がまったくない頃いろいろ教えていただいたひとりが川北博先生です。その弟子とも言える八田進二・青学教授が対談本を出されました。裏話もいろいろあって面白い本です。少し前ですが、会計専門誌…

日銀「異次元緩和」で新局面に入った円安株高

マネタリーベースを2年間2倍にするという日銀の金融緩和には正直言って驚きました。それ以降、株価も急騰を続けていますが、当然でしょう。まったくステージが変わったと感じています。新潮社の「フォーサイト」に拙稿がアップされました。 安倍晋三内閣の…

言葉遊びを終えてTPP交渉参加を表明 では、本当に日本の農業は「壊滅」するのか

経営者と話していると、農業に関心を持つ人が多いことに驚きます。でも考えてみれば当然かもしれません。非効率なところにこそビジネスチャンスはあるのですから。安倍首相は日本に強い農業を復活させると言います。それをTPP交渉参加の言い訳にしてはい…

地方公務員の給与は誰が決めるべきか---交付金を盾に給与減額を迫る国のやり方に苛立ちを隠せない全国自治体

地方自治体の一般職の給料は正直言って高過ぎると思います。その地域の民間企業の平均給与をはるかに上回る水準であるケースが多いでしょう。だからと言って、国が命令して一律に引き下げろと言うのはいかがなものでしょうか。言う事をきかないのなら交付金…

『不正会計 早期発見の視点と実務対応』宇澤亜弓

ちょっと古くなりましたがFACTAに昨年掲載した書評を以下に再掲します。本の中味はまったく古くなりません。 「粉飾ハンター」が明かす実例と極意 2012年12月号 [BOOK Review] by 磯山友幸(ジャーナリスト)不正会計―早期発見の視点と実務対応作者: …

「発送電分離」方針が開けたパンドラの箱 賠償、技術、事業リスク、安全保障…原発問題が抱える火種

アベノミクスが日本経済を再成長路線に乗せることができるか、その大きなネックになるのが今後の電力料金の上昇です。原発が止まり、原油やLNGの円建て価格が上昇する中で、電力コストをどう抑えていくか。その1つの方法が独占で競争のなかった電力事業…

「満身創痍」の会計士協会長選び

日本公認会計士協会の次期会長に現副会長であずさ監査法人出身の森公高氏(55)が内定しました。7月3日の総会で正式に交代します。企業の相次ぐ会計不祥事など問題山積の会計業界の信頼回復に向けて、リーダーシップに期待したいと思います。以下に再掲す…

金融庁もついに方向転換か!? 上場企業の大半が国際市場とつながる日本では、IFRS導入を前提とした市場整備が必要だ!

国際会計基準IFRSを巡る議論が再び動き始めた。金融庁は3月26日、日本の会計基準の方向性を議論する企業会計審議会を開いた。審議会の開催は昨年10月2日以来。総選挙と政権交代によって議論がストップしていた格好だ。 民主党時代は金融担当相のポストを握…

民間に稼ぐチャンスを! 佐渡金山に学ぶ成長戦略

新幹線のグリーン車に置いてあるWEDGEに連載をいただいて、もうすぐ丸2年。東日本大震災をきっかけに日本が復活するためのキーワードを提示するというコンセプトで始めました。キーワードが20以上になっても、取り上げるべきテーマは一向になくなりま…

独立から丸2年が経ちました。支えていただいた方々に感謝です。

日本経済新聞を退社・独立してちょうど丸2年が経ちました。この間、たくさんの方々に支えていただき、ありがとうございました。原稿執筆を仕事の中心に、講演や大学での講義、TVでのコメンテーターなど、様々な情報発信に取り組んできました。滑り出しと…