フジサンケ・ビジネスアイ

アベノミクスに乗れるか 地方の観光地

アベノミクスの効果なんて地方にはまったくありません。そんな声を良く聞きます。では円安株高と地方は無関係なのでしょうか。何かチャンスは無いのでしょうか。フジサンケイビジネスアイの1面コラムが先週掲載されました。 オリジナル→http://www.sankeibi…

「5000円以下」こだわらず 交際費損金扱い拡大、景気の起爆剤

産経新聞の発行するフジサンケイビジネスアイは製造業系を中心に経営者が良く読んでいる新聞です。1面にコラムを書かせていただいてもうすぐ2年になりますが、予想以上に経営者からの反応が来ます。先週掲載されたコラムも是非ご一読下さい。オリジナルペ…

円安のメリット、国内観光にも 外国人旅行ブーム到来か

3月末に桜を観にふらっと京都に行ってきました。仕事の合間の休養のつもりでしたが、結局、記事に使ってしまいました。貧乏性はダメですね。産経新聞が発行するフジサンケイビジネスアイの1面コラムに掲載された拙稿を以下に再掲します。ご一読お願いしま…

「産業の新陳代謝」に切り込めるか

アベノミクスの成否は、産業競争力会議が打ち出す「改革案」にかかっていると見ていいと思います。今の議論からは、かなり議論を呼ぶものが戦略に含まれることになりそうですが、一方で守旧派の巻き返しも予想されます。その1つが産業の新陳代謝。役割を終…

「国立株式会社」を霞が関の隠れ蓑にするな

安倍晋三内閣の経済政策アベノミクスが動き出した。「大胆な金融緩和」「機動的な財政出動」「民間投資を喚起する成長戦略」の三本の矢だという。すでに金融緩和と財政出動は動き出したが、焦点は民間投資の喚起だ。政府だけが踊っても、民間の企業が動き出…

金融円滑化法で試される「新しい自民」

日本は再びゾンビ企業の山になっている可能性があります。事実上経営に行き詰まっていても、銀行などが融資を続ければ企業は存続します。ただ、潰さないというだけのために、潤沢に資金を入れるというのは愚策ですが、これを3年間も続けてしまったのが、民…

若返る自民党に改革の予感 中堅若手議員が一大勢力に

圧勝した自民党はどんな政党になるのか、当選した議員の顔ぶれをザックリ分析してみました。結果は、これまでの自民党とかなり性格が変わるのではないか、という予感です。逆に言うと、安倍執行部がそうした党内の情勢変化を認識できないと、党内の政策のネ…

政権公約、まるで引っかけ問題

メディア各紙でも各党の政策主張の曖昧さを指摘する論評が増えています。選挙に通ることを第一に、信念を語ろうとしない政治家には、永田町に戻ってきて欲しくない、と思うのは私だけではないでしょう。産経新聞社が発行する「フジサンケイビジネスアイ」の1…

ポスト民主政権の経済政策とは

衆議院議員選挙が公示されました。果たして年末に誕生する新しい内閣はどんな経済政策を取るのでしょうか。かなり古くなってしまいましたが、11月6日に「フジサンケイビジネスアイ」1面に掲載されたコラムを、転載いたします。 オリジナルページ → http://…

「強い公取委」こそ成長戦略のカギ

オリジナルページ→ http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121002/mca1210020501000-n1.htm 「競争の番人」である公正取引委員会の竹島一彦委員長が9月26日に退任し、委員長が空席となった。国会会期末までに政府与党が人事案を提示しなかったためだ。図ら…

消費増税は“同床異夢”状態 官僚の本音は「ともかく増税」

谷垣禎一氏が自民党総裁選に出馬しないことを表明しました。野田佳彦首相との会談で合意した「近いうちに」は、国会会期末ということで密約ができていたのではないかと見ていましたが、完全にハズレでした。解散せずに総裁選になれば、谷垣おろしになるのは…

どこからも「異質な声」が出ない社会

フジサンケイビジネスアイの1面コラムは、書き始める前に想像した以上に反響があります。知り合いの大企業経営者や大物官僚OBなどから、「読んだぞ」と言われることがしばしば。1面であることや、写真が入っていることから、目に付きやすいのかもしれませ…

霞が関に突破口は開くか

霞が関の改革派官僚の間から最近、「馬鹿らしくてやってられない」という声を聞くことが増えています。6月末に支給された官僚のボーナスは平均9・2%減ったと報道されています。給与の一律カットが始まったためですが、幹部の削減率はさらに大きくなって…

続く国民新党への「金融」丸投げ

政権交代以降、日本の金融に関する政策は、選挙で1%余りの支持率しか得ていない小政党が握り続けています。国民新党のことです。郵政民営化への「逆行」を主張してきた国民新党と連立を組むに当たって「郵政改革担当大臣」を国民新党に渡すのは分からない…

「もう十分に身を切った」?

日本で行政改革は永遠のテーマです。財政赤字がこれだけ膨らんでいるのですから当然です。東日本大震災もあって、公務員給与を7・8%も削減することになり、実施に移されしました。公務員にとってはこれだけの削減は初めてのことです。それだけに、霞が関…

原子力規制庁の独立性に世界の目

政府内では原発再稼働に向けた動きが活発ですが、現状では国民の納得が十分に得られたとは言えないでしょう。エネルギー政策をどうするかという以前に、誰が原発の安全性を担保するのか、その信頼が根本から崩れたままであることをきちんと直視すべきでしょ…

「お上頼み」はもうやめよう」 フジサンケイビジネスアイ1面コラム

企業がらみの不祥事など事件が次々に起きるので、大きな問題も検証されないままにどんどん風化していくように思います。製造業で最大となる負債総額で破綻したエルピーダ・メモリーは、公的資金を中心していたことなど、様々な検証すべき問題を抱えています…

匿名でなければホンネは聞けないのか?

2月28日、船橋洋一さんがコーディネートした「福島第一原発独立事故調査委員会(民間事故調)」の報告書がまとまり、記者会見が行われました。政府の事故調査委員会では行っていなかった菅直人前首相へのヒヤリングなどで、おぼろげながらも当時の人模様…

2012年は「信用」をめぐる攻防の年

年明けの「フジサンケイビジネスアイ」の1面コラムで、今年は信用をめぐる攻防の年になる、と書きました。2012年も2カ月を過ぎようとしていますが、この見方は今のところ当たっているように思います。とりあえず、欧州は信用をつなぎ止めることに成功し、…

オリンパスに上場廃止反対論の欺瞞

証券界の大幹部と会ったら、「磯山君がいくら正論を書いたって、オリンパスは上場廃止になりませんよ」と言われました。東証にはオリンパスを上場廃止するなという猛烈なプレッシャーがかかっているそうです。その大幹部がありがたくも「正論」と指摘した記…

東証大証統合を金融庁がせかすワケ

本日11月7日朝刊で日本経済新聞が「東証と大証が来秋合併」と大々的に報じました。残るは合併比率のみとのことですが、報道で大証の株価が急騰してしまいました。これではなかなか合併比率が決められないのではないでしょうか。斉藤CEO、米田COOで両者…

世界最高水準給料、再び

オリジナルページ → http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111003/mca1110030502003-n1.htm 景気の低迷が続く中で、会社員の給与はほとんど上がっていない。それでも日本の製造業の平均給与は再び世界最高水準に近づいていると聞かされれば、誰しも耳を疑うだ…

天下り死守だけを狙う農水官僚 磯山友幸

72年ぶりにコメの先物取引が復活して9月8日で1カ月がたった。売買高は低迷を続け、このままの売買水準が続けば、取引所としては赤字だろう。もともと赤字体質の東穀取自身には残念ながら復活に向けたビジョンがない。株主でもあり取引参加者でもある商品…

鎖国を選べば未来はない

7月から産経新聞社が発行する「フジサンケイビジネスアイ」の1面にコラムを頂戴した。ほぼ月に1回のペースで書かせていただけることになっている。初回、紙面改革後のトップバッターだった。ウェブにも掲載されていたのを見つけたので、リンクを張らせて…