「JPX400」銘柄入れ替えが及ぼす「アベノミクス」への影響度

ちょっと古くなってしまいましたが、フォーサイトにもJPX400の原稿を書いていました。

アベノミクス指数」の構成銘柄の入れ替えが発表された。東京証券取引所を傘下にもつ日本取引所グループ(JPX)が今年1月から算出を始めた「JPX日経インデックス400(以下、JPX400)」のことだ。毎年1度、構成銘柄の見直しが行われることが決まっていたが、その初めての「入れ替え戦」が行われたのである。400ある構成銘柄のうち、入れ替え対象になる31銘柄の詳細が8月7日に発表され、8月29日に実際に入れ替えが行われる。 JPX400は企業の収益力を示すROE株主資本利益率)を評価軸に定めたユニークな指数で、儲けている優良企業が選ばれる。株価の時価総額や企業規模が大きければ自動的に選ばれていた日経平均株価などとはまったく異なる株価指数だ。 安倍晋三内閣が昨年6月にまとめた成長戦略「日本再興戦略」に、新指数の策定が盛り込まれ、JPXがこれに応じた。安倍内閣は企業が収益力を上げて儲けるようになることが経済全体の底上げにつながるという発想から、ROEなどグローバルな基準で評価する指数を作るよう求めた。それによって生まれたJPX400は、いわば「アベノミクス指数」なのである。 経営者が無視できない「イベント… 
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