「働き方改革」の本質は「労働時間の短縮」ではない

3月14日にフォーサイトにアップされた原稿です。

働き方改革」が花盛りだ。安倍晋三内閣が「働き方改革」を政策として掲げ、本来は民間企業の問題であるはずの「働き方」に口を出し続けているのには、それなりの理由がある。

 ちょうど議論のタイミングが、電通の女性新入社員の過労自殺が労災認定されたのと重なったこともあり、世の中の関心は「長時間労働の是正」に向いた。電通労働基準法違反の疑いで厚生労働省強制捜査が入り、社長が辞任に追い込まれたこともあって、大手企業を中心に「働き方改革=労働時間の短縮」という動きが一気に強まっている。

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