東芝問題で監査制度存亡の危機 会計士と企業の「力関係」に変化

週刊エコノミスト2016年1月12日号の特集は『これじゃ食えない! 会計士・税理士・弁護士』。私も会計士編に「東芝問題で監査制度存亡の危機」という原稿を書きました。

日本の公認会計士制度と公認会計士が独占してきた会計監査制度が存亡の危機に瀕している。最も深刻なのは優秀な人材が会計士を目指さなくなったこと。一方で上場企業の数は大幅に増えており、このままでは資本市場のインフラとして機能しなくなる日がやって来かねない。
 背景には、相次ぐ会計不祥事で社社会の信頼を裏切ったことが大きい。会計士が尊敬される職業でなくなりつつあるのだ。
 2015年11月13日、公認会計士試験の合格者が発表された。合格者たちの喜びの陰で、業界関係者の表情はさえない。合格者数が1051人と02年以降で最も少ない人数となったからである。・・・以下「週刊エコノミスト」でお読みください。