2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

国会は本当に国民の声を代表しているか!? 民主・自民ともにお蔵入りを望む国会事故調「7つの提言」

7月24日、東京電力福島第一原子力発電所事故に関する政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)が最終報告をまとめました。7月5日には国会に設置された事故調査委員会(国会事故調)も報告書を出したほか、東京電力や民間組織も調査報告をまとめており、そ…

「高齢者を若返らせる」 年齢で分類しないスイスの発想

日本で進む少子高齢化は、世界の関心の的のようです。果たしてどうやって乗り切るのか。スイスで開かれた国際会議を取材した原稿をウェッジの連載で書きましたが、編集部のご厚意で転載させていただきます。 オリジナルページ→ http://wedge.ismedia.jp/arti…

オリンパス事件の反省はどこへ? 法務省の及び腰で「社外取締役義務付け」が腰砕け寸前

7月18日の法制審議会・会社法部会で、会社法改正の要項原案が示されたそうです。「社外取締役義務付け見送り」と大手メディアも報じていました。8月上旬の部会で正式に決定される段取りだそうです。オリンパス、大王製紙と大問題を経て、「社外取締役1人…

日本はIFRSでアジアの主導権を握れるか!? 戦略なき対米追随姿勢では、したたかな中国に出し抜かれるのがオチ

「今こそ日本が国際会計基準IFRSを受け入れ、世界が注目するアジアでの主導権を握る事が大事だ。日本が受け入れ姿勢を表明すれば、孤立する米国も受け入れに動き、中国もついてくる。まず日本が受け入れることだ」 7月4日、日本公認会計士協会総会の懇親会で…

デフレ脱却の切り札? 次期総裁人事は? 国会で盛り上がる「日銀法改正」の意味

デフレから脱却できないのは日本銀行の政策のせいだ、という声が国会を中心に強まっています。そこで言うことをきかない日銀総裁を国会がクビにできるようにしてしまおう、という動きになっています。来年春には白川方明総裁が任期を迎えるため、またしても…

霞が関に突破口は開くか

霞が関の改革派官僚の間から最近、「馬鹿らしくてやってられない」という声を聞くことが増えています。6月末に支給された官僚のボーナスは平均9・2%減ったと報道されています。給与の一律カットが始まったためですが、幹部の削減率はさらに大きくなって…

世論調査で「支持政党なし」55%に急増!! 「脱政党選挙」で「国政進出」を狙う大阪維新の策やいかに

7月6日金曜日の夕方、首相官邸前に行ってきました。毎週金曜日に行われている「反原発デモ」の実状を知りたいと思ったからです。ほとんどメディアでは報道されてこなかったデモですが、前の週は霞が関から官邸に上がっていく道路が人波で埋まっている様子…

世界が注目する「日本の不動産」と「政治リスク」

世界で不動産価格が再び上昇している。2008年のリーマンショック後は、株式などと共に大幅に下落したが、急速に戻しているのだ。金融危機に揺れる欧州でも、ドイツやスイスの不動産に投資資金が流れ込んでいる。景気の減速が指摘されている中国でも不動産熱…

「材料出尽くし」で市場は日本国債をたたき売るリスクも! 「消費増税法案」衆院通過でむしろ行き詰まる日本の財政問題

7月2日、小沢一郎氏ら50人が民主党に離党届けを提出しました。当初は同調する議員は少数と見ていましたが、50人になったのは小沢氏の主張に一定の「大義」があるからでしょう。マニフェストを国民との約束だとして議席を得て、政権交代を行ったのですから、…