大規模量的緩和を修正へ。 「副作用」が強まり日銀がついに動く?

定期的に連載している『COMPASS』に2024年3月15日に掲載された拙稿です。ぜひご一読ください。オリジナルページ→

https://forum.cfo.jp/cfoforum/?p=30393/

 「消費者物価は去年までと同じような右上がりの動きが続くと予想している。そういう意味でデフレではなく、インフレの状態にあると考えている」

 日本銀行植田和男総裁は2024年2月22日の衆議院予算委員会に出席し、日本経済の現状についてこう述べた。前任の黒田東彦総裁以来、物価上昇目標として「2%」を掲げてきた日銀だが、海外でのインフレなどの余波もあり、国内でも1年以上にわたって2%を超える物価上昇率が続いてきた。それでも植田総裁は、まだ本格的なデフレ脱却に至っていないというスタンスを崩してこなかったが、ここへ来てようやく現状を「インフレ」だと認定したことになる。

・・・これをお読みになりたい方は、ぜひ会員登録をして、お読みください。