キヤノン御手洗氏、薄氷再任の衝撃

定期的に連載している『COMPASS』に5月15日に掲載された拙稿です。ぜひご一読ください。オリジナルページ→

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 3月決算会社の株主総会が近づいてきた中で、企業経営者の間に衝撃が走った。12月決算のキヤノンが3月30日に開いた株主総会で前代未聞の事態が起きたからだ。

 前代未聞というのは、株主総会での取締役選任議案で、代表取締役会長兼社長CEO(最高経営責任者)の御手洗冨士夫氏への賛成票が、行使された議決権の50.59%にとどまり、あわや再任されずに退任に追い込まれる寸前だったことだ。不祥事が起きていたり、経営権争いが勃発している会社ならいざ知らず、日本を代表する大手上場企業の社長への賛成率がここまで低かった例は、皆無と言っていいだろう。

 

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