「高齢者依存」業種で壊滅的人手不足

定期的に連載している『COMPASS』に11月15日に掲載された拙稿です。ぜひご一読ください。オリジナルページ→

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 目に見えてタクシーの台数が減り、駅のタクシー乗り場で長蛇の列を見ることも多くなった。新型コロナウイルスの蔓延が終息して経済活動が活発化したことや、インバウンドの外国人観光客が戻ってきてタクシー利用者が増えたことも背景にあるが、それだけが原因ではない。

 タクシー運転手が減り、車があっても動かせず車庫で寝ているタクシーが増えているのだ。全国ハイヤー・タクシー連合会の調査によると、個人タクシーを除くタクシー運転手の数は2019年に29万1,516人だったものが、2023年3月末には23万1,938人になった。コロナ禍前に比べて20.4%も減少したのである。

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