2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州金融危機の中で、非ユーロ国「スイス」の景気が沸騰中

物事には表があれば裏があるのは必然です。日本のメディアで欧州を取り上げる時はギリシャ危機の話が大半ですが、ギリシャの裏側でドイツは好景気を謳歌しています。さらにその資金が流入しているスイスの話を「現代ビジネス」に書きました。ご一読下さい。 …

続く国民新党への「金融」丸投げ

政権交代以降、日本の金融に関する政策は、選挙で1%余りの支持率しか得ていない小政党が握り続けています。国民新党のことです。郵政民営化への「逆行」を主張してきた国民新党と連立を組むに当たって「郵政改革担当大臣」を国民新党に渡すのは分からない…

地方にはどの税を移管するべきなのか 消費税で得た税収の使い道

「国のかたち」を決めるのは「税」です。国民から誰がどういう税を取り、どう使うか、というのが国家そのものの機能と言えましょう。基本的に国が国民から直接税金を徴収し、それを地方に再配分するという形が明治以来の日本の中央集権構造を規定しています…

オリンパス新取締役11人の「原罪」

FACTA6月号の連載コラムを編集部のご好意で以下に再掲致します。 オリジナルページ→http://facta.co.jp/article/201206034.html長年にわたって巨額の損失を隠し続ける粉飾決算事件を起こしたオリンパスが、新経営陣を選ぶ臨時株主総会を4月20日、都内…

グローバル化に背を向ける日本の株式市場は「窒息寸前」 〜金融大臣交代でIFRS(国際会計基準)導入問題はどこへ行く?

国際会計基準IFRSを日本企業に導入するかどうかは、一見、専門的な話しに見えますが、日本のグローバル化を進めるうえで、非常に大事な問題です。6月14日にその方針を決める企業会計審議会の総会が開かれましたが、私が予想した通り、議論先送りとい…

霞が関が「総合取引所」に最後まで反対する情けない理由

消費税増税法案の行方が焦点になっていますが、衆参のねじれ国会の中で、他の法案はほとんど審議が進んでいません。そんな中には、法案が通らないことを霞が関が祈っている法案もあるようです。 ビジネス情報誌「エルネオス」6月号に掲載した記事を編集部の…

あの民間人校長・藤原和博氏がぶち切れた! 内閣府がまとめた「若者雇用戦略」にみる役所の"焼け太り"

民主党が掲げてきた「政治主導」が事実上崩壊した今、政府の審議会はかつて以上に霞が関の思うがままになっています。長年、民主党シンパだとみられていた、あの藤原和博さんまでブチ切れる始末です。現代ビジネスの原稿を再掲します。 オリジナルページ(講…

自薦:『オリンパス症候群−自壊する「日本型」株式会社』

チームFACTA名で「オリンパス症候群」を平凡社から刊行しました。タイトルの通り、オリンパスの巨額損失隠し事件は、日本の株式会社全体にかかわる問題だという視点から書いています。FACTA編集主幹の阿部重夫さんを筆頭に、私と松浦肇の「日経脱…