プレミアム・インタビュー

領土問題が正念場を迎える安倍外交の行方はどうなるのか? 東郷和彦・京都産業大学教授に聞いた

安倍首相が抱える課題は経済だけではありません。昨年来問題が山積している外交も正念場です。京都産業大学教授で元外交官の東郷和彦さんは、2012年は外交敗北の年だったと言います。これをどう安倍首相は立て直すのでしょうか。経済成長に外交の安定が必須…

Xデーは2017年、世界のカネを呼び込まないと日本は沈む 近藤洋介・経済産業副大臣に聞く

民主党政権は金融オンチというか、金融産業を嫌う風潮があったように思います。今後、日本の金融・資本市場をどうしていくのか。安倍内閣でも議論が始まる見込みですが、民主党政権時代にも前に進めようとしていた議員はいました。少し古くなりましたが、昨…

人気の町おこしの専門家が明かす「必敗パターン」とは 〜グッドモーニングス代表・水代優氏インタビュー

「町おこし」は全国共通の課題です。過疎の村からシャッター商店街となった地方都市、そして大都会の一角まで。町をどう再活性化するかが問われています。そんな「町おこし」の専門家として売り出し中の水代優・グッドモーニングス社長にお話しを伺いました…

「地方自治体が支払う高金利の受益者は国」という知られざる現実! 公共金融の民間資金への置き換えを訴える大庫直樹氏に訊いた

一見地味なテーマのように見えますが、本質的な問題指摘だと思います。自治体にはCFOがいないんですね。そこから変えなければいけません。現代ビジネスのオリジナルページもご覧ください⇒http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35117 地方自治体が高い金利…

田中美千裕・亀田総合病院脳神経外科部長 「スイス在住を経て」第5回

「スイス・ビジネス・ハブ(スイス企業誘致局)ニューズレター 連続インタビュー2012年11月号聞き手:元日本経済新聞社チューリヒ支局長磯山友幸スイス企業誘致局→http://www.invest-in-switzerland.jp/internet/osec/ja/home/invest/jp.html スイスの先端医…

「分厚い中間層」「一億総中流」の復活はもはや幻想。次の政権には"三角形"の階層分布を前提にした教育改革を期待したい---冨山和彦・経営共創基盤代表取締役に訊く

現代ビジネスに掲載した冨山和彦さんのインタビューを編集部のご厚意で以下に再掲します。オリジナル→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34177 安倍晋三総裁率いる自民党が「政権公約(マニフェスト)」を発表するなど、総選挙に向けた動きが本格化してき…

橋本正博・前特許庁審査業務部長 「スイス滞在を経て」第4回

「スイスビジネスハブ(スイス企業誘致局)」 ニュースレター連続インタビュー スイス企業誘致局→http://www.invest-in-switzerland.jp/internet/osec/ja/home/invest/jp.html 2012年9月号 聞き手:元日本経済新聞社チューリヒ支局長磯山友幸 スイスと日本…

河合江理子・京都大学教授 「スイス在住を経て」 第3回

「スイス・ビジネス・ハブ(スイス企業誘致局)ニューズレター 連続インタビュー 2012年6月号 聞き手:元日本経済新聞社チューリヒ支局長磯山友幸 スイス企業誘致局→http://www.invest-in-switzerland.jp/internet/osec/ja/home/invest/jp.htmlスイスと言え…

前刀禎明アップル日本法人前代表に聞いた「アップルが復活し、シャープ、ソニーの凋落が止まらないのはなぜか」

ほんの数年前まで「世界の亀山モデル」の液晶テレビは他の追随を許さないと言っていたシャープが大幅な赤字に苦しんでいます。多くの人が日本のモノ作りが本当にヤバイのではないか、と感じているのではないでしょうか。なぜ、日本のモノづくりがここまで危…

仲田正史・野村信託銀行社長 「スイスに在住を経て」第2回

「スイスビジネスハブ(スイス企業誘致局)」 ニュースレター連続インタビュー スイス企業誘致局→http://www.invest-in-switzerland.jp/internet/osec/ja/home/invest/jp.html 2012年4月号 聞き手:元日本経済新聞社チューリヒ支局長磯山友幸 スイスと言えば…

元駐スイス日本国特命全権大使 國松孝次氏  「スイス滞在を経て」 第1回

スイスへの日本企業の誘致などを行う「スイス・ビジネス・ハブ(スイス外国企業誘致局)」という組織があります。スイス大使館の中に事務局を置き、投資促進セミナーなど数々のイベントを実施しています。その誘致局が発行する日本語版ニューズレターで2011…

「大手生保は敵にあらず」。明確な理念と多様性を武器に4年弱で上場を果たしたライフネット生命。出口治明社長に聞く。

出口治明さんは日本生命で社長候補と言われていた人です。社内で少子高齢化と保険市場の自由化を見据えたグローバル化戦略を主張しますが、当時のトップに疎まれて閑職に追いやられます。そんな出口さんがアントレプレナーと巡り会い、定年前に会社を辞め、…

「主要国でカジノがないのは日本だけ。観光立国へカジノ解禁法案提出へ」田村謙治・衆議院議員に聞く

私はギャンブルはやりませんが、日本にカジノがあってもいいのではないか、と考えています。禁止していることで、海外のカジノに出かけて大負けする御仁が後をたちませんし、アングラ化して暴力団の資金源になっているとも聞きます。どうせならきちんと管理…

「オリンパスで終わりではない」---あのFACTA発行人阿部重夫氏が警鐘を鳴らす日本企業にはびこる「損失先送りの遺伝子」

オリンパスをスクープしたFACTA発行人の阿部重夫さんは私の古巣、日本経済新聞証券部の尊敬する先輩のひとりです。日本のジャーナリズム界きってのインテリでありながら、最も過激な調査報道記者でもあります。オリンパス問題を発掘した山口義正氏も日経証券…

日本の金投資の「第一人者」豊島逸夫に聞く!金はまだまだ儲かりますか?

豊島逸夫さんは異色のエコノミストです。金を通して世界経済を見ることにおいて、日本に他の追随を許さない特異な位置を占めています。その豊島さんが長年務めたワールド・ゴールド・カウンシルを退職・独立して、10月から豊島逸夫事務所を開きました。中国…

超党派議員43人が参加--「日の丸、君が代、靖国神社だけではない『保守』の本質」を田中康夫に聞く 「消費税、放射能、公務員」で政治家は分かれる

政策的にみると、民主党の中はバラバラで、自民党も一本にはまとまっていません。政党と政策がねじれを起こした状態が続いているわけです。そんな中で、政策で一致できる議員が政党の枠を超えて集まろうという動きがいくつも出ています。その一つに「日本を…

上山信一氏「大阪維新の会」政策特別顧問インタビュー「東日本大震災の復興はなぜ進まないのか」

本日、講談社「現代ビジネス」にアップされました上山信一さんのインタビューを、編集部のご厚意で転載します。 東日本大震災から4ヵ月以上たったが、いまだに瓦礫の処理などが残り、将来を見据えた復興にまで至っていないのが現実だ。そんな中で、国や県の…

国債金利の上昇によって日本は復活する。震災復興には資金を惜しまず投入せよ。 三國陽夫氏に聞く

磯山: 日本経済は厳しい局面が続いていましたが、そこに東日本大震災が起き、復興という重荷が加わりました。 三國: 大震災を日本経済が立ち直るきっかけにすることです。住宅、商店街、公共施設や道路、防波堤などを単に「復旧」するだけでなく、より良いも…

「東日本大震災、CDS危機説・・・保険会社はどうなるのか」 ”世界の保険監督者の元締め”IAIS事務総長 河合美宏氏に聞く

スイスのバーゼルには国際金融市場に関わる国際組織が集結している。中央銀行の銀行である国際決済銀行(BIS)や銀行の規制当局の集まりであるバーゼル銀行監督委員会とともに、保険業界の各国の規制当局の集まりである保険監督者国際機構(IAIS)もある。来日し…

塩崎恭久元官房長官インタビューVOL.3 「国会を福島に移し新都を建設する。東京一極集中の是正を一気に進める」

磯山: 東日本大震災の復興に向けた国家のグランドデザインとして、首都機能の一部を福島に移すべきだと主張されていますね。 塩崎: 今回の地震・津波では、尊い人命や大切な財産が失われただけではありません。東京電力福島第一原子力発電所の事故で稀少な国…

塩崎恭久元官房長官インタビューVOL.2 「まずは『15年後に原発停止』の工程を決める。国民全体でタブーなしの議論をする時だ」

磯山: 東日本大震災からの復興に向けたグランドデザインを描いてプロジェクトを進めないと日本経済が大きく落ち込むと主張されていますね。塩崎: 震災やそれに伴う自粛ムード、電力不足の影響で、日本中で経済活動が猛烈に落ち込んでいます。このままでは巨…

塩崎恭久元官房長官インタビューVOL.1 「福島原発の米軍情報を活かせなかった官邸の機能不全」

磯山: 今回の東日本大震災で首相官邸の機能不全が指摘されています。安倍晋三内閣の官房長官だったご経験から、菅直人首相や枝野幸男官房長官の動きをどうご覧になっていますか。 塩崎: 震災以降、テレビを通じて流れる枝野さんの説明に、国民は良い印象を持…