2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 「ガバナンス・コード」骨抜き許すな

成長戦略のひとつの柱がコーポレート・ガバナンス・コードの制定になりそうです。月刊ファクタの6月号(5月20日発売)に掲載された原稿です。編集部のご厚意で以下に再掲します。3月決算企業の株主総会が佳境を迎えている。ここ数年の懸案だった社外取締…

自民党の「日本再生ビジョン」がメスを入れた日本の成長阻害要因とは?

自民党の日本再生本部がまとめた「日本再生ビジョン」はこれまでの成長戦略とは違い、かなり日本の構造問題を壊すための各論が含まれているように思います。これから政府の成長戦略への反映作業が始まりますが、霞が関や経済界はおそらく強硬に抵抗するので…

カネあり、コネあり 50代起業はローリスク 50代こそリセットのすすめ

月刊ウェッジには毎号、コラムを連載していますが、編集部からの依頼で6月号は巻頭のレポートの一部もお手伝いしました。題して「50代からのリスタート」。50を前にして会社を辞めて独立した私の視点から50代の転職について書いて欲しいというご依頼…

増税の影響を何とか乗り切った?国内消費の強さ 本格回復のカギは株高と消費税率再引き上げの延期?

消費増税に伴う3月の駆け込み需要と、4月の反動減がどの程度になるか、景気の先行きを占う上でも重要でした。3月の需要増は凄まじい伸びで、4月の反動の大きさを恐れていましたが、どうやら予想よりも小さな落ち込みで済んだ模様です。5月以降がどうな…

 国の借金を最も増やした「財務次官」は誰だ!

増え続ける借金を抑えるにはどうすればよいか。借金を減らした財務事務次官が最も評価されるような仕組みにすることでしょう。フォーサイトにそんな記事を掲載しました。 財務省は5月9日、国債残高に政府の借入金などを合わせた「国の借金」が、2014年3月末…

年間444億円の保険を売った日本一のセールス・レディ柴田和子さんの「成功哲学」

伝説のスーパー・セールス・レディ、柴田和子さんは不思議な魅力を持った人です。そんな柴田さんが書いた「終わりなきセールス」には、モノの売り方だけではない人生を生き抜く極意が書かれています。 現代ビジネスに書いた記事です。→http://gendai.ismedia…

時計への消費増税の影響は株価次第

クロノス5月号に掲載されたコラムの原稿です。 オリジナル→http://www.webchronos.net/ Chronos (クロノス) 日本版 2014年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 東京カレンダー発売日: 2014/04/03メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 消費税率がいよ…

「東海道新幹線」の好調が示す景気回復の「真実味」

ヒト・モノ・カネの動きが活発になれば、景気が良いと実感するようになります。アベノミクスには賛否さまざまな意見がありますが、着実に景気は良くなっているように感じます。飲食店などの話を聞く限り、4月の消費税の影響もそれほど深刻にならず乗り越え…

安倍首相が進める憲法改正は「影響を受ける若い世代こそ議論すべきだ」 鈴木崇弘・城西国際大客員教授インタビュー

集団的自衛権の扱いを巡る議論が国会で始まります。憲法改正は国の形を大きく変える可能性も内包しています。民主主義のあり方を語らせたら第一人者である鈴木崇弘さんのインタビューです。是非ご一読ください。現代ビジネスのオリジナルページはこちら→http…

経団連新会長会社も社外取締役導入

社外取締役を入れたからと言って会社経営が劇的に良くなるわけではない、という批判はその通りでしょう。しかし、入れない方が良いという理由にはなりません。もはや世界標準となっている社外取締役を、日本の企業経営の中でどう生かしていくのか。社外取締…

安倍自民党の「改革」にダンマリを決め込む金融庁 成長戦略見直しでも「まったくやる気なし」

成長戦略策定に向けた政治と役所のバトルが真っ盛りのようです。そんな中で、火の粉をかぶりたくない金融庁の逃げ腰が目立っています。 日経ビジネスオンラインに掲載された記事です。オリジナル→http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140508/26…

「社外取締役」拒む地銀協のヤブ蛇

月刊誌「ファクタ」に連載しているコラムは企業や企業経営者に辛口ですが、決して批判のための批判をしているわけではありません。日本企業のコーポレートガバナンスも一歩一歩前進しているように思います。銀行は公共性が高いからこそ、自ら襟を正すべきで…

安倍自民党の「改革」にダンマリを決め込む金融庁 成長戦略見直しでも「まったくやる気なし」

外国人投資家と話していると6月までに行われる予定のアベノミクス「成長戦略」の見直し作業で、注目されているポイントは日本企業のコーポレートガバナンス改革だ。自民党内で続いてきた議論が取りまとめの段階に入り、所管官庁との調整が始まっているが、…

国家戦略特区は 加工食品輸出を狙え

WEDGE4月号(3月20日)発売の連載記事「復活のキーワード」がようやくウェブ版「WEDGEインフィニティ」にアップされましたので、転載します。ちょっと古くなりましたが、国家戦略特区を使った農業の再生に向けた取り組みです。→http://wedge.i…

「日本企業の取締役は規律と知識が足りない」ーーN・ベネシュBDTI代表理事が語る「日本的ガバナンスの限界」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39173社外取締役の導入など日本企業のコーポレートガバナンス改革が少しずつ動き出した。安倍晋三首相も成長戦略の中に企業のガバナンス企業をうたう。 今後、日本企業の取締役はどんな機能が求められていくのか。公益…

株主総会での取締役選任議案に異変 株主に求められる「スチュワードシップコード」

地味な改革ですが、生命保険会社などの機関投資家に、保険契約者の利益を第一に考え、投資家として行動するよう義務付ける「スチュワードシップ・コード」が日本にも導入されます。これによって、日本企業のコーポレートガバナンス改革が一歩前進することは…