2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アベノミクス推進には民主党時代の政策の"仕分け"が急務だ! 〜宙に浮く会社法改正案と企業統治の見直しについて

自民党一党支配が続いてきた日本では、前内閣が決めた事は踏襲するのが慣行になっています。しかし、政権交代でまったく政策が違う政党が政権に就いた場合に前の内閣の閣議決定などをどう扱うのか。きちんと整理しなければ前に進めないようにおもうのですが…

人気の町おこしの専門家が明かす「必敗パターン」とは 〜グッドモーニングス代表・水代優氏インタビュー

「町おこし」は全国共通の課題です。過疎の村からシャッター商店街となった地方都市、そして大都会の一角まで。町をどう再活性化するかが問われています。そんな「町おこし」の専門家として売り出し中の水代優・グッドモーニングス社長にお話しを伺いました…

国民をミスリードする「国民負担率4年ぶり低下」の報道 悲願達成のため2.7%の経済成長を織り込んだ!? 財務省

日本は税金が安いのか高いのか。国民はどれぐらい増税に耐えられるのか。政治や行政はその国民の負担感をきちんと理解しているのか。消費税増税を前に、きちんと議論しておくべきではないでしょうか。日経ビジネスオンラインに掲載した拙稿を以下に再掲しま…

“アベノミクス”は時計需要に追い風(クロノス日本版3月号)

アベノミクスの効果で高級時計や宝飾品などが売れているようです。1月の百貨店売上高ですでに効果が出ていましたから、2月3月はさらに増えているのではないでしょうか。株高による「資産効果」ですね。高齢者を中心に資産を持っている人が多いわけですが…

時計販売に見る欧州景気の実像(クロノス日本版1月号)

クロノス日本版の連載コラム。昨年12月発売号に掲載されたものを、編集部のご厚意で以下に再掲します。また、キプロス問題でユーロが急落しましたが、キプロス・ポピュラー・バンクなど同国の銀行がボロボロの状態なのは昨年から分かっていたこと。それをキ…

アベノミクスの真価を占う「モラトリアム法」の後始末

亀井静香氏が金融担当相として半ば強引に導入した「金融モラトリアム法」が3月末で切れます。この間、確かに倒産は減りました。しかし、一方で、5万社とも6万社とも言われるゾンビ企業が生まれました。歪つな政策が後に大きな問題を残す典型例と言えます…

時計を「資産」として買う欧州の伝統(クロノス日本版11月号)

「クロノス」という時計雑誌があります。隔月刊の綺麗な作りです。その雑誌に昨年秋から『時計経済観測所』というコラムの連載を始めました。スイス・チューリヒ支局長時代から、景気のバロメーターとして時計に注目し続けていますので、編集部からお話をい…

「産業の新陳代謝」に切り込めるか

アベノミクスの成否は、産業競争力会議が打ち出す「改革案」にかかっていると見ていいと思います。今の議論からは、かなり議論を呼ぶものが戦略に含まれることになりそうですが、一方で守旧派の巻き返しも予想されます。その1つが産業の新陳代謝。役割を終…

「地方自治体が支払う高金利の受益者は国」という知られざる現実! 公共金融の民間資金への置き換えを訴える大庫直樹氏に訊いた

一見地味なテーマのように見えますが、本質的な問題指摘だと思います。自治体にはCFOがいないんですね。そこから変えなければいけません。現代ビジネスのオリジナルページもご覧ください⇒http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35117 地方自治体が高い金利…

「ゾンビ企業退治」を狙うアベノミクス 国の競争力強化に必要な、企業の健全な新陳代謝

アベノミクスに関する原稿を書くと猛烈に読まれます。これだけ「経済政策」への関心が高まっているのは前代未聞かもしれません。日経ビジネスオンラインにもアベノミクスに関する拙稿がアップされています。是非、ご登録いただいてオリジナルページでお読み…

女性管理職が増えれば 仕事の仕方も変わる

安倍内閣は「女性力の活用」を掲げていますが、実はこれは日本だけの問題ではなく、世界的な潮流です。強い企業の条件はしばしば「多様性」だと言われますが、その一歩が女性が活躍できる会社組織になっているかどうかでしょう。ウェッジ2月号(1月20日発売…

アベノミクスvs.アソウノミクス

1月ほど前に新潮社のフォーサイトに書いたアベノミクスVSアソウノミクス。国会論戦などを聞いていると、安倍首相と麻生副総理の経済に対する考え方の違いが伝わってきます。二人とも、選挙までは分裂せずにやっていこうという感じがありありですが。。。。 …

あの「ごぼう茶」を生み出した「商人」が取り組む「逸品」創りの極意とは 〜熊本県菊池市「渡辺商店」の6次産業化ストーリー

不定期で執筆している6次産業の現場レポート。先日、熊本・菊池市に伺った際に偶然出会った「3次産業から遡って6次産業化を進めている」興味深い事例です。新しいモノ創りに取り組む渡辺義文さんの躍動感が皆さんに伝われば、原稿としては成功なのですが…

期待感を高めたアベノミクスを 「成長なき株高」に終わらせるな

月刊誌エルネオスに連載中の「経済解読」。テーマが枯渇するのではないか、と思っていましたが、さにあらず。世がアベノミクスで「経済」に関心を持ち出したので、張り切って書き続けようと思います。オリジナル→http://www.elneos.co.jp/景気回復への漠とし…

公取委員長人事と「官民ファンド」

あまり注目されませんが、公正取引委員会の「競争政策」のあり様によって、アベノミクスの成長戦略に大きな影響を与えることになるとみています。国の補助金で生きるゾンビ企業・業界が、まっとうに努力している企業・業界の足を引っ張っている現状を打破す…