2014-01-01から1年間の記事一覧

宮沢経産相「抜擢」は法人税減税シフト アベノミクス失速打破へ「サプライズ」

なかなか面白い人事だと思っているのですが、宮沢氏も「政治とカネ」の標的になっています。政治とカネの問題は大事ですが、これで改革が進まなければ、いったい誰が喜ぶのでしょうね。日経ビジネスオンラインに書いた原稿です。→http://business.nikkeibp.c…

40兆円突破も「国民医療費」抑制の切り札とは

増え続ける医療費の伸びが止まらない。10月8日に厚生労働省が発表した2012年度の国民医療費は、39兆2117億円と前年度に比べて1.6%(6267億円)増え、6年連続で過去最高額を更新した。同省がすでに発表している「概算医療費」は2013年度も2.2%増えており、1…

消費税率の再引き上げは危険! データで明らかになった消費の弱々しさ

税収を増やす必要があるのは十分理解しています。税率を将来にわたって引き上げなくて良いというつもりもありません。しかし、必要なのは税収であって、税率を引き上げた結果、せっかく明るさが見えた景気を潰しては意味がないはずです。百貨店売り上げなど…

街再興の触媒となった 神田淡路町のマドンナ

ウェッジ9月号(8月20日発売)の連載コラム「地域再生のキーワード」は東京神田の再開発(ワテラス)を取り上げました。是非ご一読ください。オリジナル→ http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4177Wedge (ウェッジ) 2014年 9月号 [雑誌]作者: Wedge編集部出…

若手向けにビジネス予備校 岡村進・人財アジア社長 「世界で生き残れる、変革心のある人を育てたい」

元UBSの日本法人の社長だった岡村進さんのインタビューが毎日新聞社の「週刊エコノミスト」10月14日号に掲載されました。編集部のご厚意で以下に再掲させていただきます。是非エコノミストをご購読ください。→http://www.weekly-economist.com/ [rakuten:…

派遣法改正で「正社員はゼロ」になるか 非正規の80%以上が「今の働き方でいい」という現実

今国会で審議されている派遣法改正について、日経ビジネスオンラインに記事を書きました。是非ご一読ください。 →http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20141009/272347/ 労働者派遣法改正案の審議が始まった。先の通常国会で法案の事務的な誤記が…

「弾切れ」アベノミクスで日経平均株価1万5000円割れ 「個人投資家」がそれでも買い支える条件とは

株価下落が続いています。米国株の下落が引き金であることは間違いありませんが、国内に「買い材料」が乏しくなっていることも大きな原因でしょう。現代ビジネスに原稿を書きました→ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40749 10月14日の東京市場で、日経…

「移民論議」から逃げる安倍内閣が残す「大きなツケ」

フォーサイトに書いた原稿が無料公開されています。是非ご一読ください。→http://www.fsight.jp/29809 「安倍政権は、いわゆる移民政策をとることは考えていません」 10月1日の衆議院本会議。安倍晋三首相は、次世代の党の平沼赳夫党首の代表質問に答えてこ…

カジノは観光立国の切り札になるか 「統合型リゾート法」に企業が熱視線

月刊エルネオス10月号(10月1日発売)に掲載された連載コラムの原稿です。エルネオス→http://www.elneos.co.jp/ カジノで成功したシンガポール カジノ解禁をめぐる議論が佳境を迎える。六月に閉幕した通常国会で審議入りし継続審議となった「統合型リゾート…

復興需要に沸いた東北地方に「消費の変調」

時計専門誌クロノスに書いた原稿です。Chronos (クロノス) 日本版 2014年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 東京カレンダー発売日: 2014/10/03メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 今年4月の消費税率の引き上げは、景気にどれぐらいの影響を与え…

訪日中国人数が過去最高記録を更新、 「政冷経熱」の日中関係はどこへ向かうか?

冷え込んだ日中関係に改善の兆しが見え始めているようです。政冷経熱と言われますが、経済的な相互依存を考えると、いつまでも「政冷」ではいられなくなってきた、というところでしょうか。現代ビジネスに原稿を書きました→http://gendai.ismedia.jp/articl…

GPIFは「緒戦」の塩崎厚労相

月刊ファクタの10月号(9月20日発売)に掲載された原稿です。編集部のご厚意で以下に再掲します。オリジナル→オリジナル→http://facta.co.jp/article/201410038.html 安倍晋三首相は9月3日に内閣改造を行い、第2次安倍改造内閣を発足させた。首相を除く18人…

外国人家政婦解禁は実現するのか? 国家戦略特区に「前のめり」な安倍首相の思惑

規制緩和の具体策が注目される中で、ひとつの「突破口」になりそうなのが、国家戦略特区での、外国人家政婦の受け入れ緩和です。現代ビジネスに原稿を書きました→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40594 「安倍内閣の規制改革に終わりはありません。この…

GPIF、運用の独立性確保できるか

サンケイ新聞社の発行する日刊紙「フジサンケイ・ビジネス・アイ」に9月30日に掲載された原稿です。ネットのサンケイビズにも掲載されています、是非ご一読ください。 オリジナル→http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140930/eca1409300500001-n2.htm 年金積…

かつての名経営者と現場社員たちが見た「消滅」の内幕−日本企業の現実を描く

「週刊現代」に掲載された書評です。大西編集委員の力作、なかなか読みごたえがあります。会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから作者: 大西康之出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2014/07/08メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る話は三洋…

いよいよ実現する? 女性が活躍する日本社会 「にいまる・さんまる」実現にはまだ大きな壁

「女性力活用」の旗を振る安倍晋三首相は「本気」です。右寄りの政治家は「女は家を守るもの」という昔ながらの価値観を持つ人が多いのですが、こと女性に関しては、安倍首相は自民党政治家の中で最も開明的のように見えます。なぜなのでしょうか。私は、「…

「カジノ解禁」で問われる財務省・金融庁の「監視能力」

臨時国会で成立間違いなしと言われていた「カジノ法案」の雲行きが怪しくなっています。長年、議論されてきた問題ですが抵抗はまだまだ強いようです。国際会議など海外からの集客には統合型リゾートは強力な武器になると思うのですが、2020年のオリンピ…

大都市では消費増税後初の前年同月比プラス・・・ 8月の百貨店売り上げデータをどう読むべきか?

消費増税の影響からいつ抜け出すことができるのか。消費は力強さを再び取り戻すのか。百貨店売上高のデータを分析してみました。 オリジナル→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40536 12月8日のGDP発表後に消費増税の是非決断 店舗数調整後の前年同月比で…

「JPX400」銘柄入れ替えが及ぼす「アベノミクス」への影響度

ちょっと古くなってしまいましたが、フォーサイトにもJPX400の原稿を書いていました。「アベノミクス指数」の構成銘柄の入れ替えが発表された。東京証券取引所を傘下にもつ日本取引所グループ(JPX)が今年1月から算出を始めた「JPX日経インデックス40…

世界認知症諮問委員会・黒川清委員インタビュー 「安倍内閣は認知症対策でサミットをリードせよ」

日本は言うまでもなく高齢化先進国です。マイナス面ばかり強調されますが、対策でも先頭を走れるはずです。認知症対策を軸に、新しい産業やサービス、コミュニティーのあり方などが生まれてくる可能性もありそうです。現代ビジネスにアップされた黒川清さん…

アベノミクスの命運を握る石破大臣 「国家戦略特区法改正案」が臨時国会の焦点に

「国家戦略特区は規制改革の一丁目一番地、アベノミクスの一丁目一番地だ」と安倍首相は繰り返し述べてきました。そのアベノミクスの中核を「政敵」であるはずの石破茂氏に託したのはなぜなのでしょう。日経ビジネスオンラインに書いた原稿です。是非ご一読…

「ガバナンス・コード制定で日本の経営者が変わる!」 門多丈・実践コーポレートガバナンス研究会代表理事インタビュー

世界が注目する日本企業のガバナンス改革。いったいどんな「ベストプラクティス」を示せるのでしょう。あまり低いハードルを示したら、世界から笑いものになるのは必定です。三菱商事OBで実践コーポレートガバナンス研究会を主宰する門多さんにお聞きしま…

内閣改造:株価を急騰させた「塩崎効果」の読み方

内閣改造についてフォーサイトに書きました。無料公開になっており、ブロゴスやハフィントンポストなどにも転載されています。是非ご一読ください。 安倍晋三首相は9月3日、内閣改造を行い、第2次安倍改造内閣が発足した。首相を除く18人の閣僚のうち6人を留…

地元の宝を世界に売り出す 「よそ者」副市長の挑戦 【兵庫県 養父市】

地域おこしに絶対必要なのは「よそ者」の視点です。そこに住む人たちにとっては「当たり前」の物事によそ者は価値を見出すことができます。国家戦略特区に指定された兵庫県養父(やぶ)氏にも、そんな「よそ者」がいました。ウェッジ「地域おこしのキーワー…

アベノミクス指数ともいえる「JPX400指数」 初の銘柄入れ替えで、業績悪化のソニーなどを除外

月刊誌エルネオス9月号(9月1日発売)の経済解読コラムにJPX400について書きました。エルネオス→http://www.elneos.co.jp/グローバルな投資基準 株式市場の値動きを示す「株価指数」では、日経平均株価が最も有名だが、ここへきて「JPX日経イン…

「モノ言わぬ株主」が「責任ある機関投資家」へ 大手生保の圧力で日本企業が変わる!

「ザ・セイホ」と世界的に知られるようになって、どれぐらいたったでしょうか。日本の生命保険会社が本物の「機関投資家」へと脱皮しつつあるようです。安倍内閣が導入した日本版スチュワードシップ・コードが効果を発揮し始めています。少し専門的な話題で…

地方創生策はバラマキにあらず

サンケイ新聞社の発行する日刊紙「フジサンケイ・ビジネス・アイ」に8月22日に掲載された原稿です。ネットのサンケイビズにも掲載されています、是非ご一読ください。 オリジナル→http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140822/mca1408220500002-n1.htm 秋…

社外取拡充で「閑散役」絶滅の危機

月刊ファクタの9月号(8月20日発売)に掲載された原稿です。編集部のご厚意で以下に再掲します。 オリジナル→http://facta.co.jp/article/201409041.html安倍晋三内閣が6月24日に閣議決定した成長戦略「日本再興戦略改訂2014」に盛り込んだ「コーポレートガ…

人選から伺える金融庁の「本気度」 ガバナンス・コード有識者会議が始動

いよいよコーポレートガバナンス・コードの制定作業が始まりました。日本企業の経営力強化につながるような「ベストプラクティス」を掲げることができるのか。有識者会議の人選を見る限り、金融庁も珍しく「やる気」のようにみえます。日経ビジネスオンライ…

ラスベガスMGMリゾーツCEOに聞く 「日本型『カジノリゾート』に最大100億ドルの投資を考えています」

カジノなどのギャンブルを米国では「ゲーミング」と呼んでいますが、その市場規模では日本はすでに世界3位だそうです。競輪や競馬にパチンコを加えたもので、カジノのメッカであるマカオ、ラスベガスに次ぐ規模といいます。その日本の市場を世界のカジノ運…