2014-01-01から1年間の記事一覧

ウォン・チョンハク韓国KIPFフェローが語る 「次のチャンスは南北統一、 韓国経済のグローバル化政策は止まらない」

グローバル化に反対する人たちがしばしば例に挙げるのが韓国です。グローバル化政策によって格差が拡大し、社会が壊れたというのです。では、韓国の政策専門家はどう考えているのでしょうか。日本の一橋大学で博士号を取った知日派でもあるウォン・チョンハ…

アベノミクス第2弾「地方創生」には何が必要か

安倍晋三内閣は秋以降の政策の柱として「地方創生」に取り組む姿勢を打ち出している。安倍首相自身が「アベノミクス第2弾の大きな柱」と位置づけているほか、菅義偉官房長官も「地方創生の実現に政権の命運をかける」と意気込んでいる。人口減少や企業活動の…

中国人観光客急増で伸びる「国内外需」

隔月で発行される時計専門誌「クロノス」に連載中の「時計経済観測所」。時計を通じてみえる「景気」の行方などを解説しています。クロノスはウェブ版もあります。→http://www.webchronos.net/ Chronos (クロノス) 日本版 2014年 09月号 [雑誌]出版社/メーカ…

「持ち合い解消」を消した甘利大臣

安倍晋三首相は9月3日にも内閣を改造する方針ですが、デフレ脱却に向けて改革を担うのはどんな大臣たちなのでしょうか。月刊ファクタの8月号(7月20日発売)に掲載された原稿です。編集部のご厚意で以下に再掲します。オリジナル→http://facta.co.jp/article…

「日本の稼ぐ力を取り戻す」主役は企業 経営者のマインドが変わるかどうかが鍵

月刊エルネオスのコラム「生きてる経済解読」の8月号(8月1日発売)に掲載された記事です。編集部のご厚意で転載させていただきます。ぜひご一読ください。エルネオス→http://www.elneos.co.jp/ 安倍晋三内閣が六月二十四日に閣議決定した「日本再興戦略 …

中国人急増で外国人旅行者の「国内外需」が急拡大 「地方創生」のカギは観光客呼び込みにあり

今年に入って中国人観光客が再び急増しています。尖閣問題の後、一時激減しましたが、月間の過去最高を更新するのも時間の問題です。彼らが日本国内で消費する「国内外需」が日本の消費を下支えするようになってきました。ますます増える外国人にいかに国内…

安倍内閣、バラマキ復活で「古い自民党」へ回帰? 「地方創生」で馬脚を現すか

安倍内閣は本当に「古い自民党」と決別したのか。秋から具体化する「地方創生」の政策の中味で明らかになるでしょう。日経ビジネスオンラインに書いた記事です。オリジナル→http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140731/269476/ 菅義偉官房長官…

政府系企業「私物化」を進める霞が関の「二枚舌」

借金を減らそうと思えば、持っている資産を処分するのが筋です。これは一般の家計でも、国の財政でも変わらないはずなのですが、財産を売ってまたまた浪費に回そうというのでは、いつまでたっても借金は減りません。フォーサイトに書いた原稿です。 報道によ…

良いモノを高く売る 「ごぼう茶」の仕掛け人 【熊本県 菊池市】

ウェッジで2014年7月号(6月20日発売)から新しい連載を始めました。「地域再生のキーワード」というタイトルで、様々な地域の農林水産業などの自立の動きをルポします。第1回は熊本県菊池市。酒屋の2代目が取り組む農産品を高く売る取り組みに焦点を当て…

支持率下落の安倍首相に「経済立て直すラストチャンス」と、ある経済人が直談判した

今後の安倍内閣の政策の軸足はどこに置かれるのか。現代ビジネスにアップされた記事を編集部のご厚意で以下に再掲します。オリジナルページ→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39972 「内閣支持率、初の50%割れ」−−。日本経済新聞社は同社が7月25日から2…

社外取締役導入企業が74%に 背景に政治と機関投資家の力

毎日新聞が発行する「エコノミスト」の7月22日号に原稿を書かせていただきました。社外取締役導入を巡る流れを整理しました。ぜひご一読ください。他にも「エコノミスト」には面白い記事がありますので、是非ご購読ください。エコにミスと→http://www.wee…

WSJ162カ国に日本の魅力発信を

1971年の朝霧高原でのジャンボリーに行った人の多くは60歳前後になっているはずです。日本のリーダーとして活躍している人の中にたくさんボーイスカウト出身者がいるということはなかなか知られていません。フジサンケイビジネスアイの1面コラムに書きまし…

「18歳から選挙権を!」 安倍首相夫人と「ACT18」共同発起人を務める高校生の思い

日本では選挙権が得られるのは20歳ですが、実は世界的にみて20歳というのはごく少数です。ほとんどの国が18歳以下で、欧州などでは16歳に引き下げる動きも広がっています。そんな中、日本でも選挙権年齢を18歳に引き下げようという動きが出てきました。中で…

会計士不足でも「超難関」試験を続ける業界エゴ 優秀な若者はハイリスクな資格試験にそっぽ

いよいよ少子高齢化が本番を迎えます。少し景気の先行きに明るさが出ただけで、人手不足が一気に深刻化していますが、とくに優秀な若者の確保は困難になりつつあります。人数が増え過ぎたからと試験を難しくした公認会計士や弁護士の世界で、再び人手不足が…

シニアビジネスの第一人者 村田裕之氏(村田アソシエイツ代表)が語る 「高齢化社会をビジネスチャンスにする発想」

シニアビジネスの第一人者である村田裕之さんとは、スイスで行われた高齢化問題を巡るシンポジウムで知り合いました。日経新聞のシンポなどにもご協力いただいてきた方で、私の新聞時代の先輩とのパイプもあります。村田さんが新著を日経新聞から出されたの…

グローバル化が求められる「金融庁新長官」の課題

日本経済の再興に向けた様々な政策が動き始めていますが、柱であるコーポレートガバナンス強化を含めて、金融庁が担う役割は非常に大きいものがあります。これまで動きが鈍いとみられてきた金融庁のトップが替わりました。新長官に期待されることをフォーサ…

「経営者の覚悟」を求めた安倍政権の「新・成長戦略」

安倍晋三内閣は6月24日、「日本再興戦略改訂2014」を閣議決定した。同時に財政運営の基本方針である「骨太の方針2014」と、「規制改革実施計画」も閣議決定し、安倍内閣が今後進める政策パッケージが出そろった。再興戦略改訂は昨年6月にまとめた成長戦略「…

「内閣人事局」による官邸主導の初人事が霞が関の抵抗に合わなかった理由

構造改革のキモは公務員制度改革ですが、安倍首相は派手な改革方針は打ち出していません。しかし、着々と手を打っているようにも見えます。現代ビジネスに書いた原稿です。 オリジナル→ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39784 「安倍晋三首相は公務員制…

あなたはタックス・ペイヤーか それともタックス・イーターか 税金の使われ方を透明化する

「復活のキーワード」は2011年の東日本大震災を受けて月刊WEDGEで始めた連載でした。当時、批判一辺倒のマスコミに対する国民の反発をヒシヒシと感じていました。できる限り提案型の政策コラムにしたい。そんな思いで3年にわたり様々なテーマを取…

雇用制度改革の裏に深刻な人手不足 女性や外国人の雇用拡大が焦点に

7月1日発売の月刊エルネオスに連載中の「生きいる経済解読」の掲載記事を、編集部のご厚意で以下に再掲させていただきます。エルネオスのHPは→http://www.elneos.co.jp/ 六月末に閣議決定する政府の成長戦略改訂版では、雇用分野の規制見直しが盛り込ま…

働き方を見直さなければ成長はできない アベノミクスが直面する労働力不足

日経ビジネスオンラインに掲載された原稿です。成長戦略の改訂について、労働関係の改革を中心に書きました。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140703/267967/ 安倍晋三内閣は6月24日、新たな成長戦略である「日本再興戦略改訂2014」を閣議…

79歳で社外役員7社兼任の「質」

月刊ファクタの7月号(6月20日発売)に掲載された原稿です。編集部のご厚意で以下に再掲します。http://facta.co.jp/article/201407016.html 「社外取締役がいれば経営が良くなるわけではない。不祥事を起こしたオリンパスにだって社外取締役はいたでしょ…

『役人の掟』を書いた元経産官僚、原英史・政策工房社長が語る 「なぜ官僚は国民の利益より業界のシガラミを優先するのか」

改革仕掛け人として知られる原英史・元行政改革担当相補佐官が小学館の月刊誌「SAPIO」に連載しているコラムを本にまとめました。いわゆる「おバカ規制」のオンパレード。官僚の自己増殖機能に対する怒りがフツフツと沸いてきます。是非ご一読を。イン…

過疎地を「宝の山」に変えるベンチャーを創業 奥田浩美さんインタビュー 「人生は見切り発車でうまくいく」

奥田浩美さんのインタビューです。あの勝間和代さんや第一生命保険のスーパーセールスレディ柴田知栄さんは仲良しだそうで、奥田さんによれば「3人で話すと勝間さんはほとんど話さない」のだとか。話さないというか、話せないぐらいのパワーをお持ちなので…

アジアの「日本観光ブーム」を地方経済再興の起爆剤に 3000万人前倒し達成も視野、訪日外客数が過去最高を更新中

町なかでもしばしば外国人観光客を見かけます。都心の百貨店でもアジア系の旅行者がブランド品などを買う光景が目立ちます。何せ月に100万人も外国人が押し寄せているのですから。アベノミクスによる最大の効果はこれかもしれません。日経ビジネスオンラ…

国家戦略特区指定で「改革の実験場」となった養父市の試み

国家戦略特区になった兵庫県養父市に週末行ってきました。別の雑誌に写真満載で取り上げますが、その前にサワリを書きました。是非お読みください。 兵庫県養父(やぶ)市。京都から特急で2時間、もう少しで日本海側に抜ける中山間地に広がる。山陰に抜ける…

第三者委員会報告書格付け委員会を作った 久保利英明弁護士インタビュー 「会社が潰れかねない厳しい報告書が結果的に会社を救う」

数年前の事、青山学院大学の八田進二教授に取材した時のこと、「いい加減な第三者委員会で弁護士が金儲けするのはけしからん」と怒っていました。弁護士の久保利英明さんが始めた第三者委員会報告書の格付け委員会に監査論の八田教授が加わったのは、ある意…

ROEブームがやってくる

6月末に閣議決定される成長戦略の骨子が明らかになりましたが、そこには、「日本企業の稼ぐ力=収益力を強化」というタイトルがあり、コーポレートガバナンスの改革がうたわれています。日本企業の収益力は国際的にみてかなり低いわけですが、これが国際水…

日本版IFRSは国際会計基準として認められない!  守旧派企業も経営の国際化へ待ったなし

安倍晋三内閣は日本を世界で最もビジネスしやすい国にすると言い、様々な制度の国際標準化を急いでいます。20年来の懸案だった会計基準の国際化も当然のことながら対象です。国内の反対勢力に気を遣って「日本版○○」という似て非なるものを作るのは日本のお…

美味しい和菓子をいただきます

神田・淡路町を中心とする「神田」の町おこしを狙って発行されているフリーペーパー「Free Awaji Book」。今回は神田のお菓子やさんを取り上げました。こだわりのある和菓子は美味しいんです 多くの学生が行き交う駿河台下交差点のすぐそばに、…