2015-01-01から1年間の記事一覧

世界スカウトジャンボリーを訪れた皇太子殿下と ボーイスカウトの知られざるご関係

宮内庁関係者でもほとんど知る人がいなくなった皇太子殿下とボーイスカウトの交流について書きました。WEDGE infinity に掲載された拙稿です。オリジナルページ→http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5239?page=1山口県きらら浜の第23回世界スカウトジャンボ…

人口3万人の町が突如出現!? 本気のおもてなしを実践した 「東京五輪の前哨戦」世界スカウトジャンボリーをご存じか

日本で44年ぶりの世界スカウトジャンボリーが山口県きらら浜で開催されています。現地には、突如として外国の「町」が出現したような光景が広がっています。東京オリンピックの前哨戦として、日本企業の多くも支援しています。現代ビジネスに書いた拙稿です…

町の職員は営業マン 目指すは写真写りの良い町 北海道東川町

WEDGE の9月号(8月20日発売)の「地域おこしのキーワード」は北海道東川町。25年前に「写真の町」を宣言して、「東川賞」や「写真甲子園」などいろいろな写真がらみのイベントで町おこしに取り組んでいます。写真フェスティバルに間に合うように、ネット…

アベノミクスは結局、失敗?  目玉のひとつだった「国家戦略特区」は今どうなっているか 「経済最優先」という言葉をこのごろ聞いていない……

国家戦略特区とは安倍晋三首相が進めるアベノミクスの「3本目の矢」として、その真価が問われてきた成長戦略。6月30日に閣議決定された「日本再興戦略 改訂2015」は、昨年とは違って目新しさに欠けた。これまで安倍首相が折に触れて繰り返してきた「経済最優…

東芝不正会計問題、監査法人は本当に「騙された」のか いずれ浮上する「関係」の中身

日経ビジネスオンラインに掲載された拙稿です。ご一読ください。 なぜ歴代経営者が利益の「かさ上げ」を指示してきたのか、それに対して監査法人はどんな対応をしてきたのか。東芝の不正会計問題で、同社が設置した第三者委員会が出した報告書は、ほとんど肝…

株式持ち合い解消、一気に加速へ アベノミクスの成長戦略が後押し

日経ビジネスオンラインに7月17日にアップされた拙稿です。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20130321/245368/ 「持ち合い株、主要企業の6割が削減 昨年度、旧財閥系や金融も」――。日本経済新聞は7月16日付の朝刊1面トップでこう報じた。日経…

設備投資も官邸が指示? 安倍政権の成長戦略「改訂2015」 「サプライズなし」、海外投資家の失望広がれば株価下落も

日経ビジネスオンラインに7月3日にアップされた拙稿です。 安倍晋三内閣は6月30日、臨時閣議を開き、成長戦略を見直した「『日本再興戦略』改訂2015」を閣議決定した。安倍内閣発足後、2013年6月に作られた成長戦略を改訂するのは昨年6月に次いで2回目。アベ…

2015年「骨太の方針」で財政赤字脱却はできるか

慢性的な財政赤字からどうすれば脱却できるのか。国の借金が1000兆円を超えたと大騒ぎしているが、借金(国債発行)が増え続けているのは毎年、財政赤字を垂れ流しているからに他ならない。まずは出血を止めること、つまり国債関連以外の収支である基礎的財…

東芝に“騙された”「新日本監査法人」の責任

「粉飾決算」問題に大揺れの東芝だが、会社が設置した第三者委員会の報告書が7月21日に公表された。「経営トップらが、『見かけ上の当期利益の嵩上げ』を行う目的を有していた事実が認められる。そして、幹部職員等の担当者らは、(中略)当該目的の下で、不…

オリンパスより悪質 東芝巨額粉飾「総額1562億」は まったく信用できない

講談社の現代ビジネスに7月22日にアップされた拙稿です。編集者が付けた見出しがやや過激ですが。。オリジナル→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44300 日本に「粉飾文化」が根付いた東芝は7月21日、不正会計の実態調査を行っていた第三者委員会(委員長…

粉飾決算「東芝」が上場廃止にならない「奇妙な理屈」

東芝の不正会計問題で、第三者委員会の報告書が7月21日発表されました。以下の記事は7月14日に新潮社のフォーサイトにアップされた拙稿です。非常に良く読まれているようです。無料公開になりました。新潮社フォーサイト→http://www.fsight.jp/articles/-/40…

【高論卓説】東芝問題、「不適切」か「不正」か オリンパス上回る規模、ミスでは済まず

フジサンケイビジネスアイの7月7日付コラム「高論卓説」に掲載された記事です。 →サンケイBiz http://www.sankeibiz.jp/business/news/150707/bsg1507070500001-n1.htm 東芝が粉飾決算疑惑に揺れている。インフラ事業などで経費を低く見積もることで利…

10億20億は当たり前になってきた 日本初の経営者報酬コンサル会社代表に聞く 「経営者・取締役報酬高額化 私はこう考える」

3月期決算企業の株主総会がほぼ終了した。上場企業のあるべき姿を示したコーポレートガバナンス・コードが施行され、社外取締役2人以上を株主総会で選ぶ企業が大幅に増えた。一方で、欧米ではガバナンス強化のひとつの柱である取締役報酬関連の開示はまだ…

与野党が激突した「労働者派遣法改正」問題は 働く人にとってプラスかマイナスか

月刊エルネオスの7月号(7月1日発売)に掲載された原稿です。 労働者派遣法の改正をめぐって国会が激しく紛糾した。六月十二日の衆議院厚生労働委員会には安倍晋三首相も出席して審議に臨んだが、強行採決を懸念した民主党など野党側が渡辺博道・委員長の入…

「保健医療2035」が求める「発想の大転換」とは

「今後、限られた財源をできる限り効果的・効率的に活用し、保健医療サービスから得られる価値の最大化を図る」 厚生労働省が設置した「『保健医療2035』策定懇談会(座長・渋谷健司東大大学院教授)」は6月9日、報告書をまとめ、20年後に目指すべき日本の医…

アベノミクス成長戦略ついに「弾切れ」! 「経済最優先で高支持率維持」はもう限界

首相周辺から「最近、安倍さんは傲慢になった」という声を聞くようになりました。何が何でも安保法案を通すという意気込みの裏返しなのでしょうが、繰り返し発言してきた「経済最優先」という言葉はすっかり聞かれなくなりました。成長戦略も「弾切れ」とい…

発送電分離決定で電力自由化が本格実施へ  2020年に向け、電力市場争奪戦が激化する!

電電公社の独占から自由化された通信分野では、過去四半世紀の間に様々なサービスが生まれました。もちろんその間には競争に伴う栄枯盛衰もありましたが。電力自由化で日本のエネルギー産業は様変わりすることになるでしょう。スマートエネルギー情報局の原…

トヨタの新型株、多様な株式の発行に拍車? 導入の背景に株主の「変質」、日本企業の持ち合い解消の受け皿づくりにも

日経ビジネスオンラインにアップされた拙稿です。→http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20130321/245368/?rt=nocnt トヨタ自動車は、6月16日に開いた株主総会で、「AA型種類株式」と名付けた新型の種類株発行を決めた。種類株を発行するための定…

7月から本格始動開始! 日本を代表するNGOが広島県に 本拠地を移転した理由とは?

現代ビジネスに書いた記事です。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43787イラクでの難民支援などに取り組む日本の有力NGO(非政府組織)であるピース・ウインズ・ジャパン(大西健丞=おおにしけんすけ・代表理事、PWJ)が日本の過疎地振興に乗り出…

景気と時計需要、新興国の減速鮮明に

隔月刊の高級時計雑誌「クロノス日本版」に連載しているコラムです。 クロノス日本版 2015年 07 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 東京カレンダー発売日: 2015/06/03メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る2008年のリーマン・ショックを境にアメリカの…

円安効果の正負を見極め儲かる観光業へ

月刊エルネオス6月号(6月1日発売)のコラムに書いた原稿です。エルネオス→http://www.elneos.co.jp/ 「爆買い」で旅行収支が過去最高 日本を訪れた外国人が日本国内で使ったおカネから、日本人が海外に旅行して海外で使ったおカネを差し引いた「旅行収支…

安倍内閣、原発依存度「実質引き上げ」の真意 「増設」「リプレイス」はなし崩しに進むのか

今ある原発をどうするのか。結局、経産省は本音の議論を避けたわけです。http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150604/283891/ 経済産業省は6月1日、2030年の日本のあるべき電源構成(エネルギーミックス)を決定した。一般からの意見を募集する…

「中国」激増、「韓国」を上回る。訪日外国人、主役交代鮮明に

現代ビジネスに掲載した原稿です。オリジナル→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43685 円安によるアジア諸国での空前の日本旅行ブームが続いているが、訪日する外国人の主役交代が鮮明になってきた。中国からの訪日客数が激増、過去最高を更新し続けてい…

「ブラッター会長辞任」では終わらないFIFA「巨額汚職事件」の後始末

スイス支局長時代にFIFAもカバーしており、ブラッター会長にもインタビューしたことがあります。そんなご縁で記事を書いてみました。フォーサイトです→http://www.fsight.jp/articles/-/40139 FIFA(国際サッカー連盟)会長のゼップ・ブラッター氏が6月2…

殺処分“ゼロ”で町おこし 「いのちをいつくしむ」高原(広島県神石高原町)

月刊ウェッジに連載している「地域おこしのキーワード」。今回は日本有数のNPOであるピースウインズジャパンが広島で始めた取り組みを取り上げました。 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4980Wedge (ウェッジ) 2015年 5月号 [雑誌]作者: Wedge編集部出…

JPX斉藤CEO退任 日本企業を変えた「信念」 

フジサンケイビジネスアイのコラム記事が掲載されました。 http://www.sankeibiz.jp/business/news/150608/bsg1506080500001-n1.htm「日本企業は変わりましたね。ため込んでいた資金を投資や配当、自社株消却などに回し始めましたからね」 日本取引所グルー…

絶好調「日本株」の行方を握る「個人投資家」の行動心理

東京証券取引所市場1部の時価総額が5月22日、591兆3007億円に達し、バブル経済期に日経平均株価が最高値を付けた時(1989年12月29日)の590兆9087億円を25年ぶりに更新した。また、日経平均株価も5月15日から28日まで上げ、10営業日連続の上昇となった。10連…

人口減少自治体が悲鳴も! 安倍首相はなぜ移民政策を避けて通るのか

訪日外国人が急増して月に150万人もの人たちが入国している中で、移民問題にどう向き合うのかをきちんと議論しておかないと、なし崩し的に外国人居住者が増えていくことになります。対策が後手後手に回れば、様々な社会問題が起きることになります。欧州…

「監査等委員会」で消えるか監査役

月刊ファクタの6月号(5月20日発売)に掲載された原稿です。編集部のご厚意で以下に再掲します。オリジナル→http://facta.co.jp/article/201506011.html企業経営のチェック役として最後の一線を担う監査役に、参考になる話題の提供を心掛けてきたこの連載も5…

藤沼亜起インタビュー「会計基準の世界統一の流れは不可避、強制適用が筋だ」

日本を代表する会計士の藤沼亜起さんのインタビューを掲載しました。70歳になって様々なポストから引退されたので、ひとつの区切りとしてお話をお聞きしました。藤沼さんを初めて取材したのは藤沼さんがまだ40代のころ。それ以来、四半世紀近くお付き合いさ…